人はいろんなものを忘れていく。

埼玉スーパーアリーナの外に置き去りにされていた、トイレットペーパー。

なんだか不思議な忘れ物だ。
少しだけセンチメンタルにさせる。

今頃どうなっているんだろう。




達成感には少しの寂しさが含まれる。
そんな気がした。

人と人はつながっていく。

子供の頃は比較的狭い世界で生きているから、自ずとそういった関係性が生まれる。
意識するより以前にそういった関係が作られている。

大きくなるにつれ、世界が広がり、出逢う人や関係をもつ人が増えてくる。
そうなるにつれ、人は人を選び、人は人と意識的につながっていく。

つながりを選ぶからこそ、疑うし、必ずしも望まなくてもつながることもあればその逆もある。

人と人がつながり、そしてまたつながる。

そうなってくると、誰にもどうにもできないものが生まれる。

どうにもデキナイものはとてつもなく大きな力をもって、僕らに襲いかかってくる。
それが、世界を動かしてるような気にさえなってしまう。

ストレートな表現だけが正しいのではなく、歪んだ表現も時には正しくなり、100％の正解なんて存在しないことに気づく。

なんでもありだ。
どうにだってなる。

そう思ってしまう。

でも、生きるってことはそこから何かを選ばないといけない。
それが正しいとか、正しくないとか、そういったことではなく、
自分の感覚や経験や、そいったものから判断を下さないといけない。

それが生きるってことだし、選ぶってことだと思う。

選んだつもりになっていても、それは流されているだけなんだよ。

その違いはとてつもなく大きい。

夜な夜な編集作業。
事務所が寒い。

寝ているみんなは寝袋の中。

今日撮った東京スカイツリーがふと浮かぶ。
急激なスピードで成長する。
あんなにも巨大な建造物はいつの時代まで残るのだろう。

作る技術壊す技術。
壊す技術の方がおいついていないようなことを聞いた。

人間社会も同じか。
人間とはそもそもそういう道を辿るのだろうか。

夜がふけると思考が回る。
永遠の時間、続く時間、そう感じる。

何にせよブログを書いていては編集は進まない。

現実逃避。

前進
このブログのタイトル。

どういう想いでつけたか。

前に進もう、常に前を見て。
一見ポジティブな自分は、何処かで究極なネガティブを内蔵している。

気づいたらフリーになってちょうど一年。

前に進めたんだろうか。
後退も前進もしてない。
そんな気がする。

結局、何かに挑戦しなければ淘汰されていく。
何かを犠牲に、何かに責任をもって、
自分を、自分という個性をさらさなければ、

何も変わらない。

挑戦が足りない。
僕らの世代。

何不自由ないことが、手に入れる喜びと失う恐怖を忘れてしまった。

何もしなくても明日がくることが、満たされている証拠だ。

しばらく、というか、かなり間隔があいてしまった。

あー継続は難しい。


でも続けていこうと思う。

最近は新宿近辺にほぼいる。仕事で。
個人的には先入観からか、人が多いからか、新宿という街を好まず、あまり訪れる機会はなかった。

ただ、新宿に通ってみると、なんだか他の街とは一線を画した街として、街の造りとしての面白さがある。
見上げればビル。
角張ったビル。丸いビル。細いビル。
反射がまぶしい。

地下に潜ればどこまでも続く地下道。
入り組んだ道。

ネオンと人ごみ。
人気のない、不気味なスペース。


なんだか、おもしろい。
人というより、街がおもしろい。

もしかすると、人に目をむければもっと興味深いのかもしれない。


写真を撮りにこようと思っている。